なまら春友流

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全ての日本人は絶対に読むべき本!『医者に殺されない47の心得』

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慶應義塾大学医学部放射線科の講師「近藤誠」医師が書かれた本書。
現役医師がこのタイトルをつけたということに重要な意味がある。
かく言う私は10年以上医療機器の営業として医療業界に携わってきた。
現場の医者と日々接してきた。
そしてこの本書の言いたいこと(私もそう思う)はひとことで言うならば、
「とりあえずで病院には行くな」である。

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
by カエレバ

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医師が言うことは全て正解なわけではない

製薬会社との利権絡みのしがらみで医師の意思が全て尊重されているわけではない現状も見てきた。
医師が患者を良くしたいと思っているのは間違いのない事実だが、医師が提案する治療方法が全て正しいわけではないということも経験則でわかっている。
例えば、高血圧のガイドラインが160mmHgだったのが2008年には130mmHgに下げられている(糖尿病や腎臓病を誘発している場合)。
それによって降圧剤の市場は2000億円が1兆円に。
医療の基準はこういったことで決まっている場合もあるのだ。
ならばどうするか?
自分で考えるしかない。
知識をつけるしかない。

老化を治療してはいないか

医療については自分で考えることは非常に難しいのが現実なのはわかっている。
患者は医師の言葉に「お願いします」と頭を下げるのが普通の現実だ。
でも、ちょっと自分でも調べてみよう。
それは老化ではないだろうか?
例えば高血圧。
そもそもなぜ高血圧になるのか?
高血圧になるのにはきちんと理由がある。
老化して硬くなった血管が身体のすみずみまで血液を送ることが困難になったために血圧を上げて血液をからだ全体に送っているのだ。
それを130や140mmHgの血圧を高血圧として、降圧剤でコントロールをするということがどれほど怖いことかわかるだろう。
身体が自然と老化に対応していることを薬で阻害していることになるからだ。
その結果、頭のすみずみにまで血液がきちんといかないことにも繋がる。
糖尿病についても本書では触れられているので気になる方は読んでみて欲しい。
医者に言われたその症状の治療は「老化」によるものではないのだろうか?

その治療、その薬は本当に必要?

その治療は本当に必要なのか?
その薬は本当に良くなるためのものなのか?
そもそも病気は根治するのか?
そもそも病気なのか?
健康診断で見つかった高コレステロール血症や糖尿病疑い、大腸や胆嚢のポリープなどは「忘れる」ほうがいいと書かれている。
薬を服用するより「よく歩き、適切な有酸素運動」をしなさいと著者は述べている。

インフルエンザもワクチンなどで防げる実証もないということも理解しておかなければならない。
『40度の高熱で脳がやられることはない』とも本書には書かれている。

がんの9割は放置せよ

がんはきつい思いをしながら治療する病気だと頭の中に刷り込まれていた。
しかし著者の主張は真逆だ。がんは治療せず放置するのがいいと唱える。
がんには本物の「がん」と「がんもどき(良性腫瘍)」があってどちらにせよ手術や抗がん剤治療をしても9割無駄だと著者は唱える。
『がん放置療法のすすめー患者150人の証言(文藝春秋)』といった本にもまとめられてもいる。
自覚症状もないのにあえてがん検診なども受ける必要はないだろう。
早期発見されるということは、自覚症状がないのに治療をされてしまい治療前より身体の調子が悪くなる可能性があるからだ。
また、著者は『胃がん、食道がん、肝臓がん、子宮がんなどは放置しても痛みはなく、もし仮に痛みが出てもモルヒネで正確にコントロールできる』とも言っている。

『また、がんは直径10cmぐらいにならないと人を殺せない。1cmのがんが10cmになるのは20ヶ月かかる』
『普通に病院に歩いて行けるのに余命3ヶ月とかいう医者に命を預けてはいけない。治療とセットに抗がん剤を使えば1年とかいう医者からは逃げ帰るべし』とも言われている。
がん治療の認識を改める必要がありそうだ。
本書の最後の方でも転移がんで治療をしないで自然に逝く患者さんの話があるが、がんで死ぬことは自然死なのかもしれないと個人的に思えたことも本書を手にとって良かったことだ。

被曝についてもうちょっと意識を

なぜ原発の被曝にはあれほど敏感なのにCTの被曝には無頓着なのかというのは医療の現場にいたものとして疑問に思ってきた。
例えばCT検査。
1回のCT検査の被曝量は、3.11の際に避難の目安にした年間20ミリシーベルトの半分の10ミリシーベルトもある。
医者が言う『とりあえずCTしましょうか?』はがん死亡の原因の6%にものぼっている。
その検査本当に必要?ってことを常に考えよう。
そもそも病気でもないのに早期発見(何を?)されたことで言われたままに検査を受け、結果かなり被曝することになるのかもしれないのだから。

予防医学とは商売的な医学

最近は「予防医学」が全盛。
その実態は「患者を呼ぼう」医学。
メタボ検診、がん検診、脳ドック、諸々の検診。
病気(?)を早期発見し、自覚症状がないのに「予防」として治療を行なう。
これは医療機器の営業をしていた自分としても現実として理解できる。
マーケットを広げなければならないのが企業だから。
医療でのマーケットの拡大は予防医学しかもうないと言っていい現状だから。
脳動脈瘤の破裂予防は最も気を付けたほうがいいかもしれない。
1センチ未満の動脈瘤の破裂率は0.05%、20年経ってようやく1%という数字だ。
自覚症状が無いのに脳ドックには行かないこと。
10年程前、実母が自覚症状がないままクリッピング手術をした。
現在も問題はないが術後2週間ほどは寝込んだ生活だった。
当時の私に知識がなく手術を受けさせてしまったが、必要な手術だったとは今は思えない。
何事も無くて本当に良かった。

毎年受ける健康診断は自分で数値を見て自覚症状があるかないかで判断すべきだろう。
企業での毎年の健康診断受診義務だって立派な商売としての医学だ。
なるべく「予防医学」という名の商売のお客さんにならないようにしたいものだ。

医者の選び方

本書に書かれていた医者の選び方をそのまま引用させていただく。

  • 巨大図書館やインターネットで自分なりに幅広く情報を集める
  • 患者としての直感を大事にする
  • あいさつしない医者、患者の顔を見ない医者、患者を見下す医者はやめる
  • 説明をうのみにしない
  • 医者の誘導にきをつける
  • 薬の副作用、手術の後遺症、生存率をしっかり聞く
  • 質問をうるさがる医者は見限る
  • いきなり5種類以上の薬を出す医者は要注意
  • セカンドオピニオン、場合によりサードオピニオンを求める
  • 検査データやレントゲン写真は患者のものだから、臆することなく借り出す

自分や愛する家族のからだの治療。
良い医者を選ぶのはもちろんだが、医者任せ、病院任せにするのはやめよう。

ポックリ逝くために

最後の47個目の心得は『リビングウィル』
自分の意識がなくなったときにどのような治療(延命?何もしない?)をして欲しいかを書いておくということ。
ぽっくり死ねない現代の日本だからこそ必要だと思う。

著者のリビングウィルも公開されている。
私もこの著者のリビングウィルを参考に自分のリビングウィルを書こうかと思う。

最後に

医者から出された薬や治療に疑問を思う人はどれほどいるのだろうか?
いくら医師以外の人が薬の弊害について説いてもそれは単に薬嫌い、病院嫌いの人の話。
医者の言うことを鵜呑みにするなってことを医者が言ってるってところが本書のすごいところ。
そして、選択肢のひとつとして病気は「勝手に治る」もしくは「放置する」選択があるということは頭にとどめておきたい。
なんといっても自分の、そして家族の身体だから。
自覚症状がないのに治療をしたせいで調子が悪くなるなんてことは絶対におかしいのだから。

近藤医師はこの本の内容を全て鵜呑みにしなさいと言っていることではないと思う。
自分の身体を良くするための選択肢をひとつでも多くすること、医者に全てを委ねるのではなく自分で考えなさいということが本書の述べたいところだと思う。
自分の、そして愛する家族の身体なのだから。

もう一度言う。
本書は全ての日本人が絶対に病院に行く前に読むべき本だ。

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
by カエレバ
がん放置療法のすすめ―患者150人の証言 (文春新書)
by カエレバ

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 加齢による生理的な高血圧であろうと、血圧140/90以上は脳卒中のリスクが高いこと、高血圧は虚血性心疾患、脳卒中、心不全、腎不全などのリスクを高めることは否定できないと思います。

  2. この記事はとても読みやすくて勉強になりました。
    一時、いつも行ってた病院が休みで一見で行ったところはやたら自覚症状もないものを見つけ薬を出しまくる始末
    一日15錠飲めに躊躇しましたよ。我慢していつものとこに行ったら日にち薬だよと言われてたまげました。

    医者とは着かず離れずがいいみたいですね

  3. 全ての医療は延命医療であるのは事実ですが、だからと言ってそれをずべて否定することはやはり近視眼的な見方と考えます。
    医療にはミクロでもマクロでも将来予想が伴います。100%の予想はできません。最適な効率を持った最大の期待値を得るためにリソースと結果の調和を図ったものがガイドラインとしてけ㏍呈していると考えます。

    近藤先生の著書はあまりにも近視眼的、かつセンセーショナルな内容で見るに堪えません。

    立派な聖職者の方であり幾多の病気に戦ってこられて多くの信者たちの共感を得ていた方がこの本に感銘を受けられました。その結果すべての医療を放棄されて予期せぬ突然死(unexpected sudden death)をされました。主治医である私の力のなさといえばそれまでですが将来予測という不確実性に胡坐をかいたセンセーショナリスムには断固意義を唱えます。

  4. 初めまして。shimadnessと申します。

    自分で情報を集め、調べることや、医者の言うことを鵜呑みにしないなど。
    確かに、自分の体のことを完全に他者に任せてしまうのは危ないなと感じました。
    今でこそ日本は、多くの人が医療を受けれる態勢になっていますが、医者がいなければ何もできない人を生み出したのかもしれません。

    専門的な事は理解するのは難しいかもしれませんが、可能な限り自分で考え、医者はアドバイスを受ける程度と見なすのもアリなのかなと思いました。

    考えるきっかけをいただき、ありがとうございました。

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