なまら春友流

ラーメン屋店主兼ブロガーの春友がラーメン、ガジェット、日常について書くブログ

清酒発祥の地と名乗りを上げている奈良。その根拠がわかるイベント「Sake Time」に参加してきた

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清酒発祥の地であると名乗りを上げている奈良。

一番古い都があった奈良。

その昔、聖武天皇が日本で最初にワインを飲んだとも言われている。

そんな奈良でお酒と食文化の魅力を感じることのできるイベント「Sake Time(サケタイム)」が開催された。

無料招待枠で当選したので3/12(日曜日)に参加してきました。

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会場はJR奈良駅と繋がっているホテル日航奈良。

まずは辰巳琢郎さんによる「清酒とワインの話」

食いしん坊万歳でお馴染みの(古い)辰巳琢郎さんのお話。撮影禁止だったので写真は無し。

大阪出身、京大卒の辰巳さん、最近世界的にも「奈良」がキテる、とおっしゃってました。

ここからは聞いたことの箇条書き。

外国人の一番はやっぱり京都だけど、もっと古く歴史のある街があるということで奈良がキテるとのこと。

そして、国内200以上、海外でも多くのワイナリーをまわった経験からは、日本のワインは何かが違う、と。その話は後述。

で、日本の葡萄で一番先に認められたのが山梨の「甲州」

そんななか日本酒とワインの違い。

ワインは単純な飲み物。プリミティブ(原始的)なお酒。

山葡萄で日本でも縄文時代からワインは作られていただろう。

その理由は、縄文時代に山葡萄の種の化石が大量に出てきた。そして、ショウジョウバエ(酒に集まる)の化石も大量に出てきた。

なのでワインは簡単に作ることのできるお酒。

それに比べて日本酒は難しいお酒。高級なお酒(個人的な意見と断っていましたが)。

世界中ではワインが一番多いけれども、複雑なお酒、高級なお酒である日本酒が浸透しているから日本では昔にワインは広がらなかったのではないか、とのこと。

世界では高温多湿の日本でワインを作ってもしょうがないだろうという意見もあるけれど、実は日本ではなんでも作れる。需要がなかっただけ。今は違うけど。

ただ、まとめとしては、日本のワインは輸入ワインと比べるものではなくて、日本酒に近いお酒としてみるべきだろうとのこと。

なので奈良でもワインをつくるのがいいだろうと。

酒と食と観光はリンクしていると。

というわけで次のセッションへ。

パネルディスカッション「奈良Sake×観光の未来」

民族学者の神崎氏がコーディネーターを務め、仲川奈良市長、辰巳氏、ワイナリーの経営をする藤丸氏、滋賀県立大学の教授である菅谷氏の5名でのパネルディスカッション。

それぞれの酒と自分の関係を語る自己紹介を終えてディスカッションスタート(←この自己紹介が面白かった。話し慣れしてる人は面白い)。

以下ディスカッションの羅列。

明治の文明開化でワインは入ってきたけど当時の日本の味覚には合わなかった。甘さが無かった。

そのためポートワイン(砂糖が入っている)が流行った。

ワインがなかなか入ってこなかったのは「甘み」が少なかったから?

昔はワインは甘かったがこの50年くらいで辛くなってきた。日本酒も同じ。

フランスでは国土の70%が石灰で覆われていたため葡萄くらいしか栽培できなかった。

なのでワインが流行った。というかそれを作るしかなかった、それが文化。

甘みと味覚と食文化との違いを議論。

仲川市長にいたっては家では一切お酒を飲まない、と。

日本酒は「肴」が不可欠。

落語では何もなければ汗を舐めながら酒を飲むという話も。

ワインはどうだろうか?

「肴」に対応する英語、フランス語は無い。

翻訳できないものは日本の根強い文化性である、と。

まんじゅうも奈良発祥。

一番最古の都である奈良は発祥の地であるものは多い。

ワインは食中酒であり観賞用の側面もある。

日本酒も食中酒と言われているがワインの食中酒とは意味合いが違う。

外国ではお茶や水、ある意味味噌汁のような存在としてワインが身近にある。

日本酒は食事の間(お皿がたくさんある日本の食事)をつなぐ役割なのかな?という意見も。

日本酒は世界でも類をみないほど精緻な技術で作られているもの。

ワインはどれだけ美味しい葡萄を作れるかどうか。

醸造家というよりは農家に近い。

ワイナリーは美味しい水は必要ない。

日本酒やビールは美味しいお水がないといけないが。

奈良では清酒を作るのに必要な「酛(もと)」の発祥の地である。なので清酒発祥の地を標榜している。

お酒を作るには太陽の光が必要。

世界でお酒を作らない民族はエスキモーだけ。遺伝子に組み込まれていないのでエスキモーの人は酒が弱い。

お伊勢(三重)さん、春日さん(奈良)で白酒、黒酒を作る。

白酒はどぶろく、黒酒はどぶろくに灰を入れて作る。

灰を入れることで発酵をもう一段階あげて沈殿させ、うわづみを飲む。

僧坊酒はお寺で作られるお酒。

伊丹も清酒発祥の地と言っている。

出雲もそう。

ただ、出雲はすみ酒ではなくどぶろくであろうと。

とにかく清酒発祥の地を謳ううえで大事なのは「酛」の存在であるということ。

古典的なもので言えば、「すみざけ」という言葉というかそのお酒であるかそこが重要かと。

清酒発祥の地を謳ううえで議論の余地はたくさんあるが、結論としては奈良は「酛」の存在から清酒発祥の地であると言える、とのこと。

※個人的な見解で言えば奈良が清酒発祥の地でいいのかと。

※最古の古都である奈良はそれは発祥のものが多いのは間違いないだろうと。

Sake祭り

で、17:00からいよいよ待ってましたの酒祭り。

奈良の酒をテーマにした日本酒、ワイン、カクテルを無料試飲!

乾杯の日本酒グラスを受け取り空いた席へ。

辰巳さんの乾杯の挨拶の後Sake解禁!!

やっと飲めるよ〜!(笑)

ただ、500人が無料で集まったこのイベント。

あっという間以上にあっという間に食べ物が無くなった。

↑ 着物美人も多いのは奈良の特徴かと(笑)

↑ 食べることができたのはこのくらい。

↑ 日本酒を使ったカクテルも世界的な賞を獲ったバーテンダーさんが振舞ってくれる。

↑ 個人的には一番好きな春鹿。

↑ 各ブースで試飲させてもらえます。めっちゃ嬉しい(笑)

↑ ちょっと早めの桜をバックに夫婦で呑ってます(笑)

最後に

まずは有識者の歯に衣着せぬパネルディスカッションは酒好きな自分としては非常に勉強になりました。

ただ、表題にはあった、酒と観光とが絡んだ話までいかなかったのがちょっと残念でしたね。

あと、お酒の試飲は満足いくだけ頂けたのですが料理はほとんど食べられなかったですね。無料なイベントなのでしょうがないですが。

個人的には料金を支払ってでも参加したいので続けて欲しいイベントでした。

あの料理の無くなり方を見ていると今後も無料で開催するのは厳しい気もしますが。

好きなお酒を有識者が語ってくれて知識を得て酒を飲む。これはとても有意義な時間でした。

好きなお酒を提供してくれているブースの前では初対面の人同士が笑い合って話をしています。そんな光景を見るとやはりお酒っていいもんだなぁ、と改めて思いますね。

そして、個人的には「春鹿」が好きです(笑)

というわけで定期的に開催して欲しいイベント「Sake Time」でした。楽しかった!ありがとうございます!

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