ラーメン屋のガス代、電気代、水道代はどれくらい?節約ポイントと気をつけたい契約の種類

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らーめん春友流 店主の春友 (@spring_friends)です。

ラーメン屋は水道光熱費が高いです。

なぜなら、夏の暑い季節は客席を冷やすのにエアコンの電気代がかさみ、冬の寒い季節はお湯を沸騰させるのにガス代がかさむからです。
そして、スープを作るのにガッツリと火を炊いている状態にもかかわらず客席は冷やさなければいけないという矛盾。ラーメン屋の解決が難しい永遠のテーマはこの厨房内はサウナのように暑くしつつ、客席側は快適にしなければいけない問題だと思っています。

特に居抜き店舗の場合、前の店主が細かく手を加えている部分も多く一筋縄ではいかない作りになっていたりします。
そして、水道代はだいたい1年を通して一定です。

大きく問題になるのはガス代と電気代。
少しでも安くしたいガス代と電気代。
どうやって安くするのがいいのでしょうか?

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業務用都市ガスの契約種別は様々

2013年6月に横浜で「らーめん春友流」をオープンした際はとにかく火力が強いガスレンジを使う!ガス代?なにそれ、必要経費!みたいなイケイケ状態だったので、月のガス代が15万円くらいあったと思います。
とにかくガス代をケチってのスープ作りはダメ!って思っている部分もあって月に15万円のガス代は必要経費とみなしていました。

そこで申し込んだのが東京ガス(いわゆる都市ガス)で1年間に使用する総量を一定以上確保する代わりにガスの単価あたりの使用料金を下げるという契約。店舗用の契約は様々なものがあるのだとこの時初めて知りました。
気になる方は調べてみるといいと思います。

そして、この契約は月に10万円〜20万円くらいをコンスタントに使うお店ではトータルで安くなるというようなもの。
逆に、10万円に届かない使用量(数量はうろ覚えなので調べてください)だと契約違反で未使用分の請求がされます。

さて、私のお店の場合ですが、ガス代に関していうと見直す点が多々ありました。例えば、給湯温度を60度に固定せずに42度くらいにするとか、寸胴は底に羽根がついたエコライン寸胴鍋を使うとか、いろいろ改善点はありました。
そうするとなんと半分くらいの7〜9万円くらいでガス代が安定しました。
で、使用量が減ると問題になるのが上述した契約です。
一定量の使用量を担保することで安くしてもらっている契約でしたので。
いろいろ改善をして、それでも最低使用量を超えてしまう場合、ガス会社の提案する契約をするのが望ましいと思います。
まずは無駄に使っているものかないかどうか?それをきちんと調べましょう。

最低使用量が決まっている契約で使用量が足りなかったらどうなるか?

結論から言うと、契約量に未達の金額を契約最終月に支払う(要は未使用文のガス代を一括請求されるってこと)ことになりました。契約書怖いですよ、ほんと。問答無用なので。

私の場合は約20万円ほど。

一括では払えなくて二回払いにしてもらいましたけど、案外払うための融通は聞いてくれるんだな、と。

使用量が足りなくなりそうですよ、と東京ガスから連絡来た時(2ヶ月前)は無理くり使おうと思って無駄遣いしようと思いましたが、いくら無駄遣いしても年間契約量に届かないからやめて、節約をさらに本気で考えました。

で、今の水道光熱費はいくらくらい?

一か月で、ガス代7万円前後、電気代4万円前後、水道代1万円前後。通年で月平均するとこのくらいです。

横浜で始めた当初は、ガス代15万円、電気代5万円前後、水道代1万円前後。

ガス代が突出してますね。しかも横浜時代は都市ガスだったのに。奈良に来てからは不本意ながらプロパンガスなんですがこの金額でおさまっています。奈良でも都市ガスならもうちょっと安くできるのだろうに、と思っていますが、入居しているビルがプロパンなので選択肢がないからしょうがないです。

脱サラーメン店主のまとめ

ガスの節約は意外とできます。
電気は照明をLEDにするとか、冷蔵庫を新しいものにするとか(今の業務用冷蔵庫は10年前のものの3割くらいまで省エネ化されているらしいです)、機器の省エネ化が一番いいのかと思います。
水道も蛇口の部分に特殊な器具を取り付けて水の量を減らすけれど水勢を弱めない工夫をすれば節約はできるようです。

ただ、節約する前に安易に契約を見直すのではなくて、節約できるところは徹底的にして、それでも契約を見直したほうがいいのであれば変更するのがいいと思います。

使用してもいないガスの料金を支払うのは本当に辛かったですから。

開業
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なまら春友流

コメント

  1. おのすけ より:

    ガス代を安くしようと思ったら燃料を灯油に変更できるものを灯油にするとその分は熱源代60%くらいになりますよ。長時間の煮出などならオムニ石油バーナーというコンロはどうでしょうか、点火に5分程度とポンプの手間がかかりますが数時間以上連続煮炊きするなら手間の人件費より熱源代の削減が上回るかもしれません。時々のポンプ作業を忘れると火が消えてしまうのでそれが問題であれば高価ですがトヨトミに業務用の灯油コンロK-8Aというのは釦一つで点火できて放置可能です。K-8Aは超高火力で8Kw~18.5kwと弱火が使えないのが難点ですが。

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