国立大学付属中学である「奈良女子大学付属中等教育学校」に当時の小学6年生の息子と、
今年6年生であった娘が受験をしました。
結果は、2人とも縁がなかったわけです。残念ですが。。
2回目の中学受験終了。終わってみて親として考える中学受験とは
2年前は長男が中学受験を行い第2志望校に合格できました。今も楽しく中学校に通っています。中学受験は結果すごく良い経験になり、現状も通っている中学校の友人や先生たちも含めた環境に非常に満足しています。学校のことについては親子で多くの会話をする
中学受験を終えて。親の想いと子の感じ方は合っているのかと模索しながらなんとか第二志望に合格した顛末。
賛否ある中学受験。我が家はお金があるわけではないので私立は一切考えておらず、国公立のみを受験することに。中学受験って、ほぼ親の煽動があってのことだけど、無理やりさせたわけではなくて、本人が「やる」というのでやろうと軽く決めたのが2年前の小学
誰かのヒントになれば幸いです。
塾は必須
これは絶対に必要です。
上記2つの過去記事にも書いていますが「天才」は存在するので塾に行かなくてもサクッと最難関含め難関校に合格する子はいます。
でも多くの子にはプロが教えるという塾は必須です。
さらに言うと、相性のいい塾、先生の見極めが親として非常に重要になってくると感じています。
国公立に向いている塾、私立に向いている塾、高校入試に合わせた指導をする塾、いろいろあります。
第一志望にもっとも向いている塾を選ぶべきでしょう。
この塾の選択は中学受験においては親しかできません。
「表現」という試験問題
この学校の入試問題はある意味特殊で、普通の中学校の受験とは異なっているなぁと。
実際に赤本を解き、日々の授業の内容などを鑑みて感じました。
「表現」という分野を新しい教科と捉えればいいのでしょうか?
大学入試に似ています。大学入試改革もこんな感じなのかと。
その解答形式は、答えを導き出すまでの過程を、「文章」でも「グラフ」でも「計算式」でも「表」でも、なんでもいいから導き出す過程を重視しているという採点方法です。算数でも理科でも国語でも社会でも。
個人的にはこの採点方法は好きです。個人的には。個人的にはね。
教科は、国語と社会が「表現I」、算数と理科で「表現II」
最終的な解答が間違っていても途中の計算やら考察が合っていて、そのことをきちんと答案に書いていれば部分点がもらえるという試験形式。
実際、部分点とはいうものの、最終的な答えが合ってるかというよりかは部分点の方が点数比率は高いです。
下克上が起こる
最難関校(奈良であれば東大寺や西大和)の受験であればいわゆる「偏差値」の幅は狭くなります。
ただこの奈良女子大学付属中等教育学校においては、合格者の偏差値の幅は広いです。
下克上という言い方は適切ではないのかもしれないけれど、可能性があるということでこのように言っています。
偏差値が一番一般的にわかりやすいので示すと、この学校に受かる偏差値が「60」だとして、「40前半」の子が受かったりもしますが「60超え」の子が落ちたりもします。
うちも下克上を狙っていたのですが、結果は叶わずでした。。
「子供のめっちゃできた」は信用しないでね
そしてここからはなしは変わりましが、中学受験において、試験後子供の言う「めっちゃできた」は全く当てになりません。
試験後の第一声に、「出来なかった」と言うのはまだいいかもしれません。頭を切り替えやすいので。
特に奈良女子大学付属中等教育学校においては、「書けなかった問題がある」と言われたら不合格を覚悟すべきです。
書けなかったというのが一番ヤバいです。2人の子供が受けてみての試験結果として。
試験後の子供の「めっちゃできた」は親が期待してしまいます。逆転サヨナラホームランあるのか?と。
ただ、「書けなかった」はアウト。
次の対策、次の受験校に気持ちを早く切り替えなければなりません。
1点を争う中学受験では書けなかった問題があるのはその時点で終わりなんだという認識を2人の受験で理解しました。
中学受験向きな子供とは?
なんで率先して本人達が中学受験したんだろうと思うと、横浜から奈良に長男は4年生、長女は2年生で転校をして、昔ながらの幼馴染みが奈良にはいなかったこと、環境を変えることへの抵抗が少なかったのだと思います。親としては。
ちなみに、この引越しで4年生の長男は反抗期がきました。2年生の長女は不登校気味になりました。
そういう環境を経たのはプラスなのかマイナスなのかはわかりません。
でも楽しそうに学校に通っています(今はコロナで休校ですが。。)
逆に、親が率先している中学受験はしんどくなると思います。本人の意志がなければ最後まで戦えないんだろうなぁとは思います。
そして、義父母がいてくれなかったらこの引越しの決断もなかったし、いてくれたからこそ子供達の環境の変化に対する感情の変化にも対応できたと思います。
大人の人数が多いほど子供は甘やかされますが、見られているという意識は子供には確実にあります。
見守られているという意識。
今後とも自分の子供はもちろん、友達の子供たちも「見守って」いきたいと思える心境の変化もありました、個人的に。受験とは関係ない話ですが。
中学受験のメリット
2人の子供達は共に第一志望である奈良女子大学付属中等教育学校には受かりませんでした。
でも、電車に乗って通学することになった我が子達。
行動範囲が広がりました。これはメリットです。遊びに行く範囲も増えました。
親としては、いわゆる「目を離すな」という段階に入りましたが、いろんなことを経験してほしいと思っているので行動範囲が自然と広がるのはありがたいです。
「入った学校が志望校」たくさんの中学受験の先人達に言われました。本当にその通りだと思います。
今はやってよかったと思える中学受験。
ただ、「誰かリベンジしてくれ」と親が思うのも中学受験。
3人目の子供の余力はなさそうなので、友達の子供達を「見守り」たいと思います笑
↑ この2冊は家庭学習や塾の予習でお世話になりました。
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