本日、サラリーマンとしての最終出社日。
普段と変わりなく朝が来て日常がせわしなく動いている。
なんとはなしにソワソワして、明日からのことを考えはじめる。
大学を卒業して十数年、会社に行かなくていい日が来るなんて思ってもいなかった。
「行かなくてもいい」とあえて言ってはみたものの、ただただ不安だらけでもあるのだが。
docomoのガラケー、プリウス、DellのPC、家、全て会社から借りていたものだ。
モノ的にもこれほどまでに会社にお世話になっていたのだと返却する間際になって気づく。
借りている間はもっといいものにして欲しいなどと文句ばかりだったのだけれど。
クレジットカードを持てたのもローンを組めるのも会社の信用があるからだし、マイルが溜まったのなんて会社の経費のおかげだ。
今持っているTUMIのバッグはマイルで交換したモノだし。
信用という点でも会社は社員に付加価値を与えてくれる。
改めて家族も含めて護ってもらっていたんだなぁと辞める間際にしみじみと気づく。
そして、これからは自分が護っていかなければならないのだと身も引き締まる。
そして、一番会社からもらったかけがえのないもの。
それは、サラリーマンとして働いていた間に出会った全ての人達との繋がり。
会社に最も感謝したいのはこの人脈だ。
これこそが僕の財産だ。
会社からもらったものの重さに改めて気づく。
僕がいなくなったって会社は全く影響を受けない。
でも、僕が会社から受けた影響は大きい。
これからの開業という歩みに向けても。
そんなことを思ったリーマンの最終出社日の朝。
さてと、行って来ます。
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