北海道出身、奈良在住のラーメン屋、春友です。
海無し県の奈良ですが、旬になれば海の美味しい食材は手に入ります!
それまで魚屋さんにツテは無かったのですが、ラーメン屋のお客さんでもある日本料理店の料理長さんに魚屋さんを紹介していただきましたっ!
おかげで素晴らしい白子を仕入れることができました。
ありがとうございます、料理長!
人との繋がりは本当にありがたいと感じています。
で、ここからステマです(笑)
まず初めに言っておきますが、春友流の季節限定新メニュー「白子味噌らーめん」超絶うまいです!(断言)
春友流の味噌らーめんが好きで、白子(国産真鱈の白子)が好きな人は足し算ではなくて掛け算で旨味が増します。
春友流の辛い味噌らーめんが好きな人はその掛け算に辛味がプラスされた旨さになります。それが「辛い白子味噌らーめん」
辛いのが好きな人はこちらがおススメ。
この通常の味噌と辛い味噌の2種類のスープに白子はやばいぐらい合います。
その理由として、うちのお店の味噌らーめんの作り方も合っているのかと思っています。
中華鍋で具材を煽り、調理する札幌スタイルなので、白子と味噌が絶妙に混ざり合うんですよね。
味噌と白子のお互いの良いところをさらに補完して掛け算するんですよ!←これほんと!!!
で、炒める野菜もちょっと変えています。
味噌も白子も風味が強いのでモヤシではなく、鍋用の香りの強い太ネギや結崎ネブカや、それに近いものをチョイスして一緒に炒めています。
青ネギを完成品に載せるだけでは物足りなくなるので、その時に手に入るもので最適なものをチョイスしています。そしてこのネギが実にうまいんです。
サラリーマン時代には日本全国いろんなところに出張に行って美味しいものをいただきましたが、奈良のネギは全国的に見てもガチでうまいです。本当にどの品種も美味しいです、奈良のネギ。
奈良産で一番美味しいものはネギだと2年前から豪語しています。ほんとだよ。
ほんとにうまいのさ!
白子と味噌とネギの相性は抜群にいいです。
で、北海道だったら当たり前に食べていた白子の味噌汁なんですけど、関西では鍋に入れたりすることはあまりなく、家庭で出てくることもほとんどないです。
ただ、逆に言うと外食の際のちょっと高級なおつまみとして食べられている感じがします、白子は。
ちなみに北海道でみそ汁に入れる白子はマダラではなくスケソウダラの白子が多いです。
北海道では状態の良い旬の真鱈の白子をぽん酢ともみじおろしで食べるものを「タチポン」と呼びますが北海道でもやはり安くはないです。
関西の場合の「白子」はこの北海道でいうところのタチポンのことを指している感じですね。
北海道ではスケソウダラの白子はもみじおろしで食べるタチポンとはならず、鍋物や味噌汁になることが多いのですが、むしろ関西ではスケソウダラの白子は見ないです。
関西ではしっかりと高級品としての真鱈の「白子」としての地位を確立しているように感じます。
そういったことから「白子」を鍋に入れたりみそ汁にしたりということはほとんどないように感じています。
北海道では、家庭で鍋やみそ汁にするのはスケソウの白子が多く居酒屋などでお金を出して外で食べるのはマダラの白子のタチポンが多いというイメージでしょうか。
関西ではマダラの白子一択な感じですが高級品というイメージを感じます。
で、話が逸れまくりですが、ウチの奥さんが食べたいと言って始めた「白子味噌らーめん」
一年前から言ってましたが、正直美味しいのはわかっていました。
美味しくないわけないもんね、素材同士が掛け算するのもなんとなくわかってた。
ただ、高いから商品化は厳しいかな、と。。。
でもやってみたんです。食べたい欲求ってたぶん何事にも勝てるんでしょうね。奥さんの欲求だけどね。
気づいたら白子調達してましたから(笑)
で、実際食べてみて美味しかったのでお試しでお客さんにも出してみたのですが想像を超えてた。
これね、味の想像も超えていたのですがさらに驚いたのがお客さんの喜び方。
あー、これは食べてもらいたいわー、白子好きな人に。って本気で思いました。
だってすごい喜んでくれるんだもん。
美味しいのも間違いないし。
お店側からここまでうまいうまいってなかなか言えないと思う。ガチステマ(笑)
はじめは、味噌と辛い味噌らーめんにプラス¥500ってニーズないよね?って思ってたのが事実。
魚屋さんのツテもなくていい白子が仕入れられるかもわからなかったし。
でも試験的に始めてみて、実際に提供してみて、食べている人を見ていると、一口目からめちゃめちゃ満足してくれてる感じがすっごく伝わってくるんですよね。
なんだろな、みんな一口目で「うわー!!!」ってなってるのが伝わってくるんです!
新メニューって怖いし、しかも¥500円もプラスなのにすっごく嬉しそうに食べてくれて、SNSにもコメント残してくれて、何度もありがとうって言ってもらっています。嬉しすぎる。
例えば先日は、「えー、この白子って絶対美味しいですよね?迷う〜」と言われて、
「すんげぇうんまぃですw」、と答えたら買っていただけ、めっちゃうまい、ありがとうございます。と言われました、何度も何度も。
これはね、調理する冥利に尽きます、ラーメン屋冥利に尽きます、泣けます、笑顔で泣けるのはこういうことだと思う。
で、料理や食材の持つチカラ、旬の素材のチカラってこれなんだよな、と再認識しました。
どこにいても旬の素材は手に入るし、北海道で過ごしていたからこそ旬に対する旨さにも気づけると感じたりもしています。
ただ、それよりも興味を持つこと、実践することが大事だなと再認識させてもらいました、奥さんから。
そういえば、春友流の新メニューはほぼ全て、奥さんの「こんなの食べてみたい!」から始まっていますね(笑)
というわけで、最近は自分のお店の味噌の特性を活かすことを考え始めています。
白子味噌ってやろうと思っても簡単にできるもんじゃないし、オンリーワンな感じもあるし、味のバランスめっちゃ大事だしなーとか考えたらうちの味噌でしかできないものってけっこうありそうかな、と。
それと、賄いって飽きるからね、ほんと(笑)
飽きない賄いを作るって感覚でやっていけたらと思っています。
そして、お客さんの紹介でいい魚屋さんとも知り合えたし!ありがたいです。
料理長ありがとうございます!
奈良で白子味噌らーめんが食べられるのはらーめん春友流だけ!
食べたら旬の素材が持つチカラを感じられると思います。
そして白子食べたら元気になるし笑顔になれます。
春友流の「白子味噌らーめん」おススメです!
お店情報はFacebookページからどうぞ。
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